カップラーメンでおいしいものがたくさん販売されていますが、インスタントラーメンにはだし麺というシリーズがあります。だし麺というのは名前の通り出汁にこだわっているのですが、国産素材を煮出してだしをとるという、本物のダシを目指したシリーズです。
だし麺は通常のものが12種+Wだしが2種の14種類があります。価格は通常のものが160円(税抜)、Wだしは200円(税抜)です。今回は、だし麺シリーズの中でも上位クラスのWだしシリーズ2品を食べてみました。
鶏帆立Wだしラーメン
商品説明
北海道産帆立貝柱だし×比内地鶏だし
帆立貝柱だし/ 14%比内地鶏だし6%使用。
北海道産帆立貝柱の『だし』と、比内地鶏のガラからとれた『だし』を掛け合わせて、Wだしの濃厚なスープに仕上げました。麺は北海道産小麦粉を使用し、生麺を約2日じっくりと時間をかけて熟成と乾燥をさせました。
中身
ノンフライの乾燥熟成平打ち麺と、スープが1袋です。ゆで時間は6分と長いですが、個人的にはゆで時間は長くてもおいしい方がうれしいです。
茹でている間にスープを作ります。スープは、乳化された部分が多くて、浮いた脂が少なめのスープです。お湯を300mLを入れてスープが完成です。
指についた分をなめてみると、つくだ煮ぐらいの貝感があります。これは期待です。
麺がゆであがったらスープに入れて完成です。
完成・感想
<スープ>
貝の香りがすごいです。スープを飲むと、ホタテの浜焼きで貝殻にたまった汁を飲んでいることを思い出す味です。個人的に凄いと感じるところは、貝のワタの旨みもも感じられるような味がしているところです。
それ加えて、まったりとした動物系の脂の感じでまろやかになり、鶏のダシが加わってさらに複雑になりとてもおいしいです。少し塩味が強く感じたので、お湯の量はお好みに応じて足してください。
<麺>
乾燥していた時は、薄い平打ちに感じましたが、ゆであがるとしっかり膨れて薄い印象は消え、やや平打ちという感じです。ゆであがった時は生麺を茹でたような香りがします。
麺はツルツルプリプリ系でプツプツしたる食感です。四角く角がある麺なので、プツプツ感が増します。ゆで時間が6分と少し長いだけあってしっかりとした食感があります。
海老豚骨Wだしラーメン
商品説明
北海道産甘海老だし×霧島黒豚豚骨だし
甘海老だし25%/ 豚骨だし12%使用
北海道産甘海老の頭からとれた「だし」と、霧島黒豚のゲンコツを含む骨の風味を活かしてとれた「だし」を掛け合わせて、Wだしの濃厚なスープに仕上げました。面は北海道産小麦粉を使用し、生麺を約2日じっくりと時間をかけて熟成と乾燥をさせました。
中身
鶏×帆立と同じでスープと麺です。麺も同じでゆで時間6分です。
指についたものをなめてみるとエビの香りが強烈です。エビの殻から抽出されたオレンジ色のエビ脂も多く入っていますね。
<スープ>
こちらはエビが前面に出ています。香りだけでなくだしの味もエビがメインです。豚骨感も強く感じて、油も多めなのでまったりしています。エビだけでも成り立ちそうなほどのダシに豚骨も加わって、お店で食べたような満足感です。
<麺>
鶏×帆立と同じで、ツルツル&プツプツとした食感です。香りも小麦の香りがしっかりする麺です。
まとめ
ダシにこだわっているのがダイレクトに伝わってくるような商品でした。それぞれ帆立・甘海老片方でも成り立つほどの強烈なダシに、動物系のダシと脂が加わってとてもおいしいです。
ただの、豚骨や醤油というわけではなく、特徴ある出汁とラーメンらしい出汁を組み合わせた楽しめるインスタントラーメンだと思いました。ぜひノーマルの12種類も食べ比べたいと思いました。