虎ノ門 港屋は、ラー油を使用した「冷たい肉そば」で有名な立ち食い蕎麦屋です。『島耕作』シリーズにも同店をモデルとしたお店が登場しているため、『日清食品』×『港屋』×『島耕作』というコラボが実現しました。
港屋は2019年2月に突然閉店となり、この商品幻となった味わいを再現すべく元店主 菊地 剛志 (きくち たかし) 氏と開発したオリジナルメニューということです。ちなみに『MINATOYA2(そば処 港屋2)』というお店は大手町で営業されています。
↓こちらのお店も港屋にインスパイアされた有名店です。
虎ノ門港屋
島耕作も愛した幻の立ちそば
味:★★★
インスタント感:★★
スープ: おいしいけど濃いめ
値段:228円(希望小売税別)
現在はネットで比較的安く購入できます
<星について>
味:100円~ぐらいの昔からある商品を★1として記載
インスタント感:★5で100円~ぐらいの昔からある商品(フライ麺)
中身
中にかやくと粉末スープが入っていて、フタの上には後入れの『辛香るラー油』がついています。お湯を入れて5分待ちます。ラー油はフタの上で温めておくようにパッケージに記載されていました。
完成
5分待って、ラー油を注げば完成です。手についたラー油をなめてみると、特別なラー油ではないですが、しっかり辛い普通のラー油です。
麺 ★★★
箸でもっただけで、ずっしりしていて柔らかくなく固めの麺のように感じます。太めでプリプリプツプツとした食感のある麺で、カップ麺ならではですがお店を表現している様な麺です。お湯を入れて5分待つというのが納得できる存在感と食感です。
スープ ★★★
つけ麺のつけダレの様な濃い甘スープ
ふたを開けた時点で胡椒の香りがする。花椒・山椒も入っているようで少しスパイシーな香りがします。ラー油のごま油もしっかり香り、後入れの良さが生かされています。
食べてみると、コショウ・ラー油に加えて山椒の香りも鼻から抜けよりスパイシーに感じます。味わいは若干の酸味と、甘味があり、チキン・鰹節も効いた濃いめのスープが太い麺とよく合います。ラー油は麺に絡みついてくるのでしっかり辛みを感じます。
具材 ★★+
具材はごま、味付け鶏肉、ねぎが入っています。ネギは多めで大きい白ネギと小さい青ネギ両方が入っています。白ネギは食感が楽しめていいです。ゴマもいいアクセント。濃いめのスープなので、ゴマやネギの食感と香りがいいアクセントになっています。
かやくの鶏肉(蒸し鶏)は量は多くないですが、口に入るとしっかりした噛み応えと香りがするので存在感があります。鶏肉がもう少し多ければと思いますが、十分だと思います。
まとめ★3
228円という値段を考えると、コスパがいいという感じではないですが、作り手の意図が感じられる商品なので食べる価値があると思います。コンビニ限定でもないのでディスカウントされていることも多く、一度は食べてみる価値はあると思います。