クラフトビールで有名なエチゴビールから販売されている、こしひかり越後ビールを飲んでみました。米を使用しているビールは多くありますが、新潟産コシヒカリを使用しているのは珍しいのではないでしょうか。
<公式HP説明>
スッキリと喉越しで、キレの有る辛口ビールです。お寿司などの和食にぴったり合います。 Lager beer using Niigata Koshihikari rice. Crisp and refreshing with smooth finish. Goes very well with Japanese food such as sushi.
原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、米(国産コシヒカリ)
原材料欄には米(国産)としか書かれていませんが、パッケージの説明(一番上の写真)や公式ホームページに新潟産コシヒカリを使用と書かれています。
<デコクション製法>
ビールの材料となる麦汁を作る工程の1つです。インフュージョン法とデコクション法という2種類方法があり、麦芽の旨みをより引き出す方がデコクションという方法です。麦汁を発酵させてビールになります。
※気になる方は、詳細をページ下に記載してあるので読んでみてください。
こしひかり越後ビール
第一印象は、、、「とても酸っぱい」
そもそも香りから酸っぱいにおいがします。保存状態の問題かと思い裏面を見てみると、購入したばかりですが賞味期限は残り1カ月でした。見た目も濁っていますが無濾過の記載はありません。
気になって調べてみると、酸味があるビールではあるようですが、酸味を書いていない人もいます。色は透明と書かれているものもあり、劣化なのかこういう仕様なのかはわかりませんが、品質の変化だと思います。
何度も飲んでると、飲んだ瞬間は、大麦の感じや小麦のビールを少し感じますがすぐに後味の酸味になります。ビール感も少なく、のどを刺激されるるぐらい酸っぱく、麦の香りとかあんまりわからないです。
米というよりかは米酢感でした。もし飲んだことがある人は、コメントいただけると幸いです。新しいものがあればまた見つけてみたいと思います。保管条件の影響も考えられるのでご参考までに。
(デコクション製法詳細)
-麦汁を作る工程-
砕いた麦芽と水を混ぜます(マイシェ)。
・温度を上げる
⇒プロテアーゼを作用させてアミノ酸(うま味)を作る。
・さらに温度を上げる
⇒アミラーゼを作用させて糖(アルコールの元)を作る。
・ろ過をして麦汁の完成。
この温度を上げる方法がインフュージョン法とデコクション法で異なります。
・インフュージョン法は簡単で、一つの釜で『温度を上げて保持』⇒『温度を上げて保持』を繰り返します。
・デコクション法は、一部のマイシェを100℃程度の温度まで上昇させ、それを元の釜に混ぜることで全体の温度を狙い温度にするという方法です。一部の麦芽が100℃で煮出されることになるので、麦芽の旨みが抽出されやすいということになります。
※ちなみに全体の温度を100度にしないのは、酵素はタンパク質なので高温にすると働かなくなって(失活)しまうためです。